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2009年11月13日 (金)

つづき

前回、思わず色々書いてしまいましたが・・・。これからの能楽師を志している、または修行をしている人たちを応援する意味で書いているつもりが、若い人たちに対して「知らぬが仏」みたいに思っていると感じられたかもしれません。

思うに先人の舞台は絶えず私たちのプレッシャーとして在るのです。謙虚に受け止め止めることも大切ですが比較しても意味は余り無いという事に気がつくまでに時間がかかりすぎるとチャンスを逸する事になります。

絶対的な芸位と相対的な芸位が有るという事です。これは個人にも言えることですが絶対的な自分に対して、周囲の人が見ている自分の像というのはずれているという事です。

私たちの若い頃先人たちの素晴らしい舞台に刺激を受けてこの道に入ったのですがそれを再現しようとしているだけでは駄目だということです。自分たちの絶対的な舞台を作ることが先人にも真似の出来ない舞台を造る原動力になると思うからです。

若い人の舞台を見て闇雲に先人の舞台は凄かったと言うのは止そうと思います。前回も書きましたがこれからの若い人のほうがより深刻な状況で能をやらなくてはなりません。また、少し飛びますが世阿弥にさえ、今の能は出来ないという絶対条件があります。

自分たちの作る能はこれからの人たちにとっていかなる意味を持つのか?これからの一番の課題かと思っています。

舞台が無い分、色々と普段書けない事を書いてしまいました・・・。

今日の大阪の稽古に阪大喜多会の人たちが稽古に来ました。12月5日土曜日大阪山本能楽堂で自演会で鼓の連調「船弁慶」と「竹生島」を学生たちが打つための稽古をつけました。粟谷明生さんの指導が行き届き実にしっかりと打たれました。当日が楽しみです。

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