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2009年9月30日 (水)

芸術院賞受賞記念パーティー

日付が変わり昨日ですが観世鉄之丞さんの芸術院賞受賞記念パーティーが東京会館で開催されました!
小生は世話人に入れて頂きほんの少しだけお手伝いさせて頂きました。
暗い話題が多い中で楽しい集まりでした!
090928_10160001一昨日は唐津旧高取家能舞台を使った小鼓の会から博多で泊まり宴会、画像は高取邸の二階から唐津の海を眺めています。昔の文化人の懐の深さと遊び心が感じられる素敵なお家でした。

29日朝飛行機で東京に帰り宝生能楽堂でNHKの収録で近藤乾之助氏「鷺」を済ましてからのパーティ会場入りで少し遅刻しました!

帰りは同じ方向の三人で三軒茶屋の駄菓子屋さんでお名残の宴会と忙090929_22320001 中忙有の忙しさでした。
画像は後日入れますのでご容赦下さい※遅くなりました。10月3日画像アップしました。

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2009年9月27日 (日)

札幌~京都~佐賀~唐津

今週は北から南です。

090921_17490001 画像は21日の手賀沼ふれあい薪能会場です。宝生和英氏の能「船弁慶」を勤めました。お天気も良く良い薪能でした。

22日から札幌に伺い琴似のMOAアートホールで秋期特別展示で「金の茶室」の展示に伴った能楽のお話をさせていただきました。それだけでは少し物足りないなと思っていたところ、秀吉当時のお香を京都の香老舗松栄堂さんのご好意でご提供頂く事に成りました。会場には当時好んで焚かれたと思われるお香がたち込めより立体的に秀吉が文化的に如何に優れていたかを感じていただけたと思います。秀吉40歳で茶道に入り50歳で金の茶室を制作、洛中を驚かしその年太政大臣として豊臣の姓を賜っています。57歳で始めた能を3日間天覧能28番を奉し徳川家康、前田利家を相手に狂言を演じ、亡くなる62歳までに10番に及ぶ自身主役の新作能を制作したとんでもない男、秀吉です。

090923_18120001 秀吉気分の小生?ではありませんが記念に撮って頂きました。大倉流の二代目虎家(大鼓)、三代目虎宣(小鼓)と秀吉に可愛がられ虎の字を頂戴しています。秀吉は主君思いでも有名ですが信長が復活した春日大社の薪能四座立会いを復活させた事を忘れなかったのでしょう秀吉自身も四座立会いの薪能を復活させています。信長の虎好きを真似て大阪城にも虎のモチーフを掲げて、今でも外国人の観光客の目を驚かし、「秀吉もタイガースファンだったのですか?」と言わしめています。大阪の人で阪神ファンが多いのもうなづける?話です。

090924_08240001 札幌千歳空港から一路伊丹空港まで久しぶりに小型ジェットにのり(タラップの大きさを見ていただくと判ると思います)ました。

土曜日は京都観世会館で梅若玄祥氏の「姨捨」を勤めました。充実した良い舞台になったと思います。始まる前に「和蘭豆(らんず)」さんで美味しいピラフとコーヒーで腹ごしらえして舞台に臨みました。

090927_11370001 日曜日は佐賀清韻会で多久島利之氏の「三輪」白式を勤めました。佐賀駅でお昼を取ろうと駅の商店街を歩くと引き寄せられるように行ったところがなんと「和蘭豆(らんず)」さんでした。ここでも美味しいカレーとコーヒーを頂き舞台に臨みました。以前にも来た事がありますがなんという偶然でしょうか・・・。京都、佐賀のらんずさんで二日間お世話になりました。

明日は唐津、高取別邸で素人会です。

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2009年9月19日 (土)

六甲アイランド能

いよいよ明日は六甲アイランド能の当日です。昨年は1000円の着席券だったのが、今年はいきなり4000円になり採算を合わして行くのがぎりぎりの選択でしたが後は動員を祈るばかりです。

これも元を正せばリーマンショック?かも知れませんがいろいろな要因が重なり今年は中止か!と半ば諦めていたのに自主制作で継続する事になり最低の予算で最高の舞台を!を合言葉に運営スタッフが三ヶ月前から準備を進めてくれたおかげです。

出演者や、舞台制作の方々にも迷惑をかけましたが今年一つの雛形が出来ると来年以降に何とか希望が繋がります。

神戸ファッション美術館のオルビスホールは円形劇場で近代的な空間ですが古典劇で伝統的なスタイルを伝える能楽を上演するのは初めてです。今回はギリギリですので照明などは凝る事が・・・?ですがこれまでに近鉄アート館、神戸アートビレッジなどで培ったノウハウを生かした舞台が作れる可能性が広がります。

やりたい事は山ほどありますが・・・。

そういえば亡くなった野村万蔵(耕介)君が外国の演劇学校の授業で少ない決められた予算の中でで如何に面白い演出をするかの、企画書レポートを何度も書いたと語っていました。近代空間の中で能の本質的な面白さを引き出すための効果を如何に低予算で考える事が出来るか?これも現代に能楽を生き続けさせるための努力かもしれません。

能楽堂ほど能を上演するに相応しくない空間だ!という逆説を私は若い頃から思い続けています。09_9_13_07451

先日の13日大淀町能楽座公演に先立ち桧垣本八幡神社にて奉納演奏を勤めました。ちびっ子桧垣本座の子供たちと共演です。

元気な謡の声が鎮守の森に響きました。

090916_20320001 これは新作「三輪挿し?」です。大阪の追手門講座の時に密かにテーブルに飾られていました。

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2009年9月11日 (金)

蝋燭能

京都観世会館で片山定期能「砧」を勤めました。今回は蝋燭能で趣向が凝っていました。
蝋燭能と言えば忘れられないのが30年程前の夏に、大槻能楽堂で蝋燭能が開催され、おそらく能楽公演で初めてチケットが売れすぎ、追加公演が有りました。
この時は亡くなった観世寿夫先生の最後の能となった「通盛」も有りました。
追加公演は「安達原」で寿夫先生は非番で楽屋に1人でいらっしゃった所に,神戸学生鑑賞能で「雷電」を済まして僕が楽屋入りしその事を話すと、「雷電は男色の能なんだよね!」といきなり話し出され面食らってしまいました。
その後「井筒」「野宮」「芭蕉」などの作品論を語り出され野宮は禅竹グループの気がするんだ!と小一時間話されました。
その後再入院され病院にお見舞いに伺った時に厚かまく色々思い悩む事を話させていただきましたが、「答えは一つでは無いのだから自分の信ずる事を遣り通す意思が大事なのだ!」というような言葉を頂戴しました。なかなか未だにそのようになりません。

雑誌の「新劇」に「心より心に伝ふる花」を連載され、丁度、野宮の論文が載り、読みながら先生が楽屋で語って下さった言葉が耳に聞こえてきて不思議な体験をしました。12月に先生は亡くなりましたが忘れられない夏です。

本日の砧も、やはり30年以上前の能に親しむ会で催主の片山慶次郎先生がシテで地頭が観世寿夫先生、小鼓が父でその後ろに座り舞台を共にさせて頂いた思いで深い曲です。

それにしても携帯の電源は切って観客席に着いてほしいです。本日も二度見所から聞こえてきました。残念でした。砧のシテも携帯電話があればこのような悲劇は起こらなかったと思うでしょう・・・。

090725_15510002 先日石垣島に来年の祭りの調査と研究に伺った時、合間を縫って海岸で馬に乗ってきました。在来種の小型馬で少し僕と倍率が可笑しいですが本物の馬で走りにくい砂浜を一生懸命に走ってくれました。最高に気持ちよかったです。

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2009年9月 6日 (日)

パルテノン多摩

昨日は観世能楽堂で「鉄輪」を勤め、夜はパルテノン多摩の特設舞台で能「融」を掛け持ちで勤めました。

パルテノン多摩はお天気が心配だったのですが無事素敵な月が出て最高の舞台でした。あまりうまい具合に出ていたので裏方さんが、後ろから月の作り物を差しかざしているの?と舞台監督さんに尋ねました。

近代的な建築空間で500年前に出来た能が上演され、しかもその題材は800年ほど前の夢物語でそれを悠久の月と水が照らしているという、なにとも不思議な感覚を見る人に与えたと思います。

能が凄いなという話を打ち上げで能大好き?仲間の出演者が集まってああでもない、こうでもないと東京まで帰るのに1時間近く掛かるのも忘れて話し合っていました。

090905_21120001 画像は帰りがけに撮りましたがこの宝塚大階段??の数倍有る多摩大階段の向こうに今回の特設舞台がありました。

印象に残る融でした。

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2009年9月 3日 (木)

姨捨下申し合わせ

今朝は朝から大阪へ、その後京都に行き今月末の姨捨の下申し合わせ。下申し合わせというのは申し合わせの更に下さらえです。(当然・・)そうです。このような大曲、新曲などの能に参加するときはスケジュールに出ていない稽古、下申し合わせなどが以外に多く、これが重なって入ってくると細かい打ち合わせ事項が重なり頭が混乱してしまいます。

これは記録して間違えないように心得るのですがやはり舞台に上がってからあれ?どっちだっけ??ということが間々あります。何より良く似た構成のものが続くと本当に混乱してしまいます。

例えば序の舞などは寸法(曲の長さ)が色々とありどの時がその寸法と控えていてもスイッチが入って演奏していると普段の頭の思考とは違った状態に陥ります。冷静に居続けているはずでもふっと気が付くと時間が・・・というときが一番怖いです。何時終わったか判らない・・・ということがあるのです。

無事に終わっているときもあれば・・・今日は何とか行きましたがそれ以上のものが出てこなくては舞台が完成したとは言えません。日々の精進が肝心です。

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