明日は東京能楽囃子科協議会で能「葛城」大和舞を勤めます。昨日も書きましたが奈良盆地に本拠地を持った大和四座はそれぞれの土地の神話、伝説を戯曲化し能楽に創作しました。結崎から程近い三輪神社の能は三つの宗教が出てきます。三輪王朝が祭る神と、大和王朝が祭る神と仏教がそれです。「三輪の山本道も無し桧原の奥を訪ねん」と謡いだされるシテの言葉に「杉」を神木とする部族が謡う意味を思わなくてはなりません。
葛城も土地の神は醜く夜しか活動しなかったと有りますが何故顔が醜かったのか?土偶面が発見されてから様々な推測がされているようです。役の行者という修験道の先師が様々な伝説を残す地方でどんな事件が起こったのでしょうか?興味が書き立てられます。
三輪も、葛城も違う部族が出会ったことによる事件が物語のポイントになっている所に先人たちの歴史が隠されていると思います。
今晩、12月の17日の午前零時から丸24時間の奈良御祭りが始まります。大阪に居た頃は毎年出かけていました。流鏑馬が行われ雅楽の唐楽と高麗楽の順位が決定されますがこれは代理戦争です。人類は敵を滅ぼすと敵民族を奴隷化し使い棄てました。また、独裁者が死ぬと多数の殉死者が必要でした。これに替わるものが生まれた初めが紀元前2~3世紀の秦始皇帝の兵馬傭や、6~7世紀の古墳から出土する土偶類だといわれています。
日本は島国で奴隷を殺してしまうと労働力が無くなってしまいます。そのため皆殺しを止め無駄な戦争を無くす努力が行われた結果が代理戦争です。これの原型が860年以上前から続く奈良御祭りに残っていると思っています。この制度は鶴岡の王祇祭りにも伝わり能楽の上座、下座の順位争いの制度に繋がると思います。
若者たちの年に一度のガス抜きとも言えますが元々は無益な争いを祭りの順位争いで代理戦争に置き換えることで解消していった叡智だと思っています。
さて、三輪の能には「誓納」(観世流)「三光}金春流。「神道」金剛流、「神遊」喜多流と大変重い習い事が各流に伝えられ、「それ神代の昔語物語は、末代の衆生の為、再度方便のことわざ、品々持って世のためなり」とクリの中に謡われるように天照大神を祭って部族同士が和平を実現したことを末世に語り継ぐ目的がこの能には有ります。
さて、宝生流は何故か三輪の能に「小書」が有りません。様々な説が有りますが素のままが大切だからという考え方の他に、観世流、金春流に遠慮した、また、大和信貴山の宝生如来様(毘沙門天様)に遠慮したなどがそれです。
確かに宝生流には葛城の能には「大和舞」という大変重い小書きが残り近年まで家元しか勤めることが出来ませんでした。
御祭りは抽象化された、「大和」民族の本来の魂を伝承していると思っています。世界中の権力者に体験して欲しい祭りです。
先日精進料理の棚橋俊夫様のゴマ豆腐(左)を久しぶりに頂きました!最高に美味しく頂戴しました。右は蓮根汁!これもグッド!!メタボ予防には是に限ります!画像アップしておきます。
それと、今晩は三宿の「金多楼」さんへ「 A I さん(53歳男性)」と行きました。なんと居合わせたお客様、お客様が知り合いの知り合い・・・繋がり繋がりで恐ろしい状況でした・・。う~ん悪いことは(別にしていないつもりですが・・・・。)出来ません!!